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へうげるとは

「へうげる」

そのまま現代語訳すると「ふざける」「面白いことをする」。
戦国から江戸期の茶人・文化人・武将の性格や美意識を表すときに使われる言葉で、そのような、ユーモアと美を愛する変わり者のことを「へうげもの」と言います。

「文化を創造したい」

私たちの活動の拠点である佐賀県や有田町は、世界に誇る陶磁器の産地です。
この地域が、魅力的な器を生み出す産地であり続けてほしいと、私たちは心から願っています。
産業が存在し続けるには、文化が必要です。
文化という言葉には多くの意味がありますが、この地域に必要な、また私たちが生み出すべき文化とは何でしょう?
私たちは「器を、“工夫して”、“美しく”使う習慣の積み重ね」と定義しています。
わざわざ器を、食習慣に合わせて工夫して使う。しかもそこに、この地域が育んできた「美意識」という文化が掛け合わされる。それが後に、産業にとっての土壌である文化となります。

私たちにできることは、自分たちの企画を通して、「実際に使ってみる」という魅力的な体験を、人、歴史、風土、地質などのバックグラウンドとともに提供することです。
作り手と語らい、その哲学や美意識に学ぶ。そして、その体験を持ち帰り、文化の一端をともに作ってもらう。

そんな好循環から、さらなる新しい価値が生まれます。
私たちは、お客様と産地の交流を起こすなど、見えない変化の起点となることを使命とします。

「“観光”に代わる新しい言葉を」

私たちの事業は、現在の分類でいうと、「観光」の分野に属するのかも知れません。
日本では、「観光」と聞くと、物見遊山や団体旅行、各地で開かれるお祭りなどのイベントを思い浮かべる方がまだまだ多いでしょう。
産地にお越しいただき、唯一無二の体験をしながら、作り手と語らい、その哲学や美意識に学ぶ。さらに、日常生活に戻ってからも工夫して美しく使う習慣ができ、それが広がっていく。
私たちが目指すのは、文化的に豊かな交流です。

この一連の行為を「観光」と言わずに何と呼ぶか?
ひとことで表す新しい言葉を創りたいと、私たちは考えています。

「“へうげ”たい」

食文化などと交わる中で育まれた陶磁器文化は、とても魅力的で、まだまだその魅力がお客様にじゅうぶんに伝わっているとは思えません。

この地域が持つ資源からストーリーを紡ぎ出し、お客様に届け、交流から学び、文化を創造したい。
産地のみなさんと一緒に、より本質的な「へうげ」を追い求めたい、陶磁器業界に貢献したいと私たちは考えています。


一般社団法人 へうげる
代表理事 深江 亮平

〒844-0002
佐賀県西松浦郡有田町中樽3丁目10番1号